雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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一夜の夢『ビフォア・サンライズ』

男の夢。素敵な映画だった。

B003EVW5VOビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

by G-Tools
★★★★



ざっくり言ってしまうと列車で出会った男と女の一夜の恋の話、それだけ。それだけなんだけども、これがなかなかに印象的な映画だった。

多分大体の男は一夜の恋に対する憧れってものは多かれ少なかれある。少なくとも自分にはあるし、そう納得させてくれるだけのものがこの映画にはたくさん詰まっている。
女性はどうなんだろうね。もちろん私には想像することしか出来ないけれど、この映画を見た後だと男も女も大して変わらないんじゃないか、とは思うわけで。

普段私達は色んな“自分”を演じている。演じているというのは、いろんな面を見せていると言ってもいい。親の前、友達の前、先輩の前、たくさんの自分がいる。
それでいて、本当の自分という矛盾したものを信じてたい自分もいて、そんな私にとってはビフォア・サンライズはちょっとした夢のようなものだ。

ビフォア・サンライズの一組の男女は違う国の人間で、この二人が一夜をすごしたウィーン、ドイツの人間でもない。アメリカ男とフランス女の一夜の恋。
ここで重要なのは、二人ともここでは何にも属してないってことだ。お互いがお互いを深く知るわけでもなく、土地を知ってもそこの人間に知られてもいない。まっさら、まっ白の状態。

こんな所だったら、こんな状況だったら、本当の自分でいれるのではないか?、そんな幻想。
作中でも言われるように、長く一緒にいたら嫌な部分も見てしまう。でも見る時間はないし見たくもない。ひたすら“本当の自分”と可愛い(かっこいい)恋人にひたっていたい。

最初のぎこちない間柄から少しずつ打ち解けていって…というとベタだけど、それだけのものをこんなに楽しく見れたのはこんなシチュエーションだからだろう。
そして何といっても会話が良かった。冗談に包んだ真実の一端があり、本音に見せた冗談がある。全く分からない相手の姿が垣間見える瞬間、これはたまらないよなぁ。

この映画が自分の中で確立されたのは、最後の街が描写された瞬間。あんなに美しく、輝いていたウィーンの町並みは灰色の、現実の街に戻る。
幻想であったとしても、こんな思い出があってこそ人は生きていける。何とも忘れられない映画になった。

続編も近いうちに見るつもり。この映画を見た後だと蛇足に思えるのだけど、どうやら続編の評判もよろしいようで楽しみ楽しみ。
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