雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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個人情報には注意しよう『ソウルコレクター』

個人情報が漏れちゃったらこういうことになるのかと思うと怖い。さすがにここまではないだろうけれども。

4163286608ソウル・コレクター
ジェフリー・ディーヴァー 池田 真紀子
文藝春秋 2009-10-29

by G-Tools
★★★



まだ読んでなかったような気がしたのだけど、1年ほど前に読んでいた。そうか、読んでないのはキャサリン・ダンスの新作の方か。

気を取り直して…ソウルコレクターは日本でも大人気の海外ミステリー、リンカーン・ライム シリーズの第八作。
前作で逃がした獲物を罠にかけようとしていたライムの元に彼の従兄弟、アーサーが殺人容疑で捕まったという知らせが届く。聞いてみると証拠は完璧に揃っていた。しかしその完璧さにライムは不審を抱く。脊髄付随の安楽椅子探偵ライムとそのパートナーアメリア刑事を代表とする仲間達が今回挑むのは、情報を支配する男であった…。

ライムシリーズの魅力といえばどんでん返しの連続と息もつかせぬジェットコースターのようなストーリー展開。しかしそれらの演出はこのソウルコレクターではかなり控えめになっていて、少々今までと比べると平坦な物語に思えてしまう。事件意外の閑話も取り立てて興味は惹かれないし(アーサーはともかく、パムの彼氏の話は必要だったのか?)。
ただその分現在の情報社会で個人情報の漏洩がどれだけ危険かというテーマは存分に押し出しせていて、まあ怖いこと怖いこと。元医者の人が気の毒すぎてねぇ、ちょっとパソコンいじっただけで他人の人生をぶち壊せるやつがいるとしたら当然だが恐ろしい。
ただあまりに軽くそんなことができるもんだから途中から少し疑念を持ってしまった自分もいて、リアリティがあるのかないのかよく分からなくなってしまった。

しかし情報の集積で未来がある程度予測できるようになっているという状況、これはどこまでが真実なのだろう?多少誇張が入ってしまっているとしても預言者ピッピのような未来が予測できる世界に人類が近づいていることは間違いないのかもしれない。
情報の価値が高まるほどに、その危険性も高まるわけでパスワードなど個人情報の扱いは本当に気をつけないとなぁと思う。

正直テーマの興味深さを除くとシリーズの中では凡作かと…。このシリーズも長くなってきて、新たな方向性を思索したのかもしれないけれど、中々難しいのだろうか。
日本では一年に一度、10月にディーヴァーの邦訳作品が刊行されるのが慣例となっている。今年はライムシリーズの新作を飛ばしてディーヴァーが手がけたボンド小説が選ばれたのもちょっと気になる所。

最近遠ざかっているけれど、高校生の時に海外ミステリーにはまるきっかけとなった大好きなシリーズなので何とか持ち直してくれることを期待してます。
とりあえずキャサリン・ダンス シリーズの第二作を読んでみよう。
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