雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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血みどろ爽快アメコミムービー『キック・アス』

アメコミ原作の方を影だとすればこちらは光のキック・アス。
アメコミを先に見てたからこそこんなに楽しめたのだろうな。最高のエンターテイメント。

キック・アス(マシュー・ヴォーン)

★★★★★



あらすじなどはアメコミとほぼ同じなのでこちらを参考にしてもらえるとありがたいです。
その後の展開や細かい設定はかなり異なる所が多いですが、冒頭はほぼ一緒。

これだけ出来のいい漫画原作の映画というのも珍しい気がする。質という意味でもそうだし、例えその映画自体はいい出来でも原作を読んでる人だとあまり…というものは非常に多い。
でもお察しの通りキック・アスは違ったわけ。むしろ相乗効果でおもしろくなる。ゆで卵を食べることでスクランブル・エッグの美味しさがより分かるみたいな(これは違うかも…)。

映画単体だとかなり穴も見受けられるんだけどね。それはやはり明るさや爽快さを映画の方は指向した反面、そうならざるを得なかったというのが大きいのかもしれない。
そもそも何故ビッグ・ダディとヒット・ガールがコスチュームを着ているかが分からないし、ビッグ・ダディの異常性の描写が曖昧な感じ、デイヴが一線を軽く越える、とかまだまだ挙げれば色々ある。

原作はそこらへん物語の完成度は非常に高くて、でもその代わり非常に暗くて前向きとはいえない作品になっちゃってる。ムーアさんが言う「コスチュームを着てても間抜けはただの間抜けだ」みたいな。

だから映画を見るときでもその原作の解釈なりを頭の片隅においておけば、あまり映画の欠点は気にならなくて且つすごく爽快なヒーロー劇のおもしろさがあった。両立し得ないものがしてしまったという驚き。
もちろん映画とアメコミは別物だよ、という人もたくさんいるだろうからこれは私の楽しみ方なのだけど。そもそも設定自体違う部分も少なくないし。

ただ弱点があったとしても、そもそもの素材が映画向きなのだ。キック・アスのコスチュームのダサさやデイヴの馬鹿さが分かりやすい。鏡の前での決めポーズなんてね笑。そしてヒット・ガールの華麗な剣技、飛び散る血のり、派手なガンアクション。最高ですよ。
話の展開も良かった。帰結は似たようなもんなんだけど、うまく視点や細部の変更を施していて興味深く見れる。火事のあたりやIPアドレスのくだりはそう来たか!って唸ったくらい。レッドミストの視点から語られるのもおもしろい。まじで原作読んだ人を意識しているんじゃないかと疑うよ。

コミックでデイヴは言う。「ヒーローになるには底なしの絶望があればいい。」
映画でデイヴは言う。「ヒーローになるには純粋と楽観があればいい。」

そんな映画のデイヴは何となーく周りに流されながらもヒーローとしての一歩を踏み出した。
ヒット・ガールがヒーローがどうかは意見が分かれるかもしれない。でもデイヴは、キック・アスは、小さい悪事を勇気がなくて見逃すような人にとっては小さなヒーローになった。

文句ある人は原作を見て脳内で補完した人の意見だと思って聞き流してください。欠点も多いからあまり評価しない人の気持ちも分かる。

ダークナイト以来のアメコミ映画の傑作、原作の方と併せておすすめです。
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