雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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フリークスへの偏愛『バットマン・リターンズ』

ますますバートン色が強まっちゃってかなり人を選ぶ気がする。バットマン好きの人は分からないけど、バートン好きの人は大好きでしょうね。

バットマン・リターンズ(ティム・バートン)

★★★



前作『バットマン』でジョーカーを倒したバットマンだったが、まだまだ彼のクライムファイターとしての戦いは終わってはいなかった。
束の間の安息はサーカスのような奇妙な一味によって破られる。その首魁ペンギンは畸形ゆえに川に捨てられ、地下で生きてきたという過去を持っていた。ペンギンはゴッサム・シティの実業家、マックス・シュレクと組んで表の世界で伸し上がろうとする。
またマックスの秘書セリーナは彼の密かな計画をひょんなことで知ってしまい、口封じのためにビルから突き落とされる。死んだと思われたセリーナだったが、猫の魔力によってキャットウーマンとして蘇るのであった。
各人の考えが複雑に絡み合う中で、バットマンは彼らと対峙していくことになって…。

もはや完璧にバートン映画。この人もともと異形のものが大好きで、シザーハンズや今年リメイク中のフランケンウィニーはもちろん、ビッグフィッシュからもそれは伝わってくる。そして彼の愛の暗い部分が爆発しちゃってるのがこのバットマン・リターンズ。
可哀想なのはその犠牲になったペンギンさん笑。原作ではわりと正気のビジネスライクな悪人なのに、畸形だわ何かもう人間かどうかすら分からない汁とか見るに耐えない食事シーンとか…もうすごいよ。これぞフリークス!って感じ。

そんなペンギンだけど、これがどうしてなかなか良かった。描写がグロすぎてちょっとなぁと感じた所はあったにしろ、結局人を愛せず愛されず、利用し利用されることしかなかった彼の悲哀というものは十分に伝わってくる。その出自ゆえかと思うとかなり切ない。
彼のペットのペンギン大行進とかもバートンのセンスが存分に発揮された名場面。最後もペンギンに救われました。まあ冷静に考えてあんな所にペンギンが住んでるわけないのだけど、そこを突っ込むのは無粋というもの。

少し気になったのはキャットウーマン。セリーナ・カイルはセクシーで美しかったし、ボンテージ姿でバットマンを鞭でいたぶる場面なんてSMかよと思いつつもゾクゾク来てしまったものですよ正直。部分部分を見るとすごく良いんだけどね。
ただ、ビルから突き落とされたことでキャットウーマンという裏の人格が出来てしまったにしろバットマンの邪魔をする理由は全く分からないし、それでいて惹かれあったりもしていて見ていてかなりふわふわした。一人だけ物語から浮いている感じもしないでもない。バク転で移動するのは笑っていいものか笑。

そういった気になる部分もあったにしろ、バートンのゴッサム・シティのゴシックファンタジー的な世界観や異形への愛というものは存分に堪能しました。ちょっと嘔吐くような所もあったけどね。
ストーリー云々は置いといても、バートンの魅力が濃すぎるほどに発揮された良い作品。人によっては大のお気に入りという人も間違いなくいるでしょう。バットマン映画としてどうかは知らない。

次作の「バットマン・フォーエヴァー」はバートンが監督から降りてしまっているので、どうやらかなり違った雰囲気になっているみたい。みたい、というのも私はフォーエヴァーはまだ見ていないので。
ロビンや特にリドラーが登場するバットマンの作品は、日本では映画アメコミ問わずかなり珍しいので近いうちに見るつもり。楽しみです。
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