雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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2013 漫画ベスト10

今年下半期はろくにレビュー書けてませんが、やっぱりベスト10記事は書きたくなるよねということで。
とりあえず漫画ベスト10、新年一発目に海外コミックベスト10です(時間が足りなかった…)
相変わらず面白くあり続けてる漫画もいっぱいありますが、今年の新作・完結のもの優先で選んでみました。
毎年のことですが、けっこう適当なランキングなのでゆるーく眺めてやってください。



10位
4758063710バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
施川 ユウキ
一迅社 2013-04-19

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オンノジ、欝ごはんと注目された漫画の多かった施川ユウキの中でもお気に入りの1冊。
基本読書あるあるというか、読書人あるあるというか。
でもそうそう!ってだけじゃなくて、何かもう1歩先のところまでほじくってくれるんだよね。
ド嬢の中にも、神林しおりの中にも、特に本読みなら絶対自分の中の何かがそこにあるはず。
だからあるあるに笑っちゃうだけじゃなくて、何だかくすぐったいしキャラクターが愛おしい。
そして嬉しいことにまた連載始まったんだよなあ。
神林しおりがエンダーのゲームの新訳に、ハローサマー、グッドバイの待望の続編にどんなコメントつけてくれるか楽しみにしてます。

9位
4091852297みどりの星 1 (ビッグコミックス)
真造 圭伍
小学館 2013-06-28

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素晴らしい青春漫画を描き続けてきた真造圭伍の新作はSFだった!ってことで始めて読んだ時はすごく驚いた。
だって真造漫画にそんな要素なかったもの。
でもまたこれはいいんだよね。
心底人間臭くて、情けなくて、だからこそぐっとくる人間を描ける漫画家さんだからそれはSFの世界でも変わらない。
カエルみたいな異星人が住む知らない星で閉じ込められてもタバコは死んでも吸いたいし、ラーメンだって食いたいさ。
だからこんな現実離れした星でもタカイチたちは生きていることが感じられるし、ぐっときちゃう。
またボーイ・ミーツ・ガールと奇妙なカエルたちの謎が絡まりつつ、今まで読んだことのない角度でこの世界は深まっていく。
SF好きがあんまり手を取りそうな漫画じゃないんだけど、おすすめです
真造漫画でしか体験できないわくわくに満ちてる。

8位
4063879429星のポン子と豆腐屋れい子 (アフタヌーンKC)
トニー たけざき 小原 愼司
講談社 2013-11-22

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おれが好きだった頃のアフタヌーンが帰ってきた!って感じ。
つまり90年代のアフタのことで、あの頃のアフタは間違いなくフロンティアだったよね。
とはいえまだ子どもだった私がリアルタイムで読んでたのってディスコミくらいですが笑。
フロンティアでしかありえないようなカオスさに満ちていたし、だからこそ当時の漫画には独特の興奮やわくわくを感じちゃう。
で、このコンビが生み出してくれたこの漫画はだからこそどこか懐かしくて、何より超楽しい。
何というか、ドラえもんと思ったら涙のランチョン日記だったくらいの衝撃的面白さ。
筋なんて読めるはずはないし、倫理観なんて漫画読む時だけは脇に置いときたいんだよね。
そんな振り切った混沌も最後には何故か澄んだ読み心地にさせてくれるんだから凄いよなあ。
菫画報やBLAME!、無限の住人、そんなアフタの漫画を夢中で読んだことのある人は必読!

7位
4907259026足摺り水族館
panpanya
1月と7月 2013-08-30

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読み始めてちょっとして何だか既視感を覚えた。
少し考えてみると、この感覚はショーン・タンの絵本を体験していた時に感じていたものの同質のものだよね。
私たちが暮らす日常の少しだけ向こう側、少しだけめくってみた先には奇妙なな世界が待ち受けている。
いつの間にか失ってしまったものと、いつかどこかで待ち受けているかもしれないものと、不思議な生き物たち。
素敵な装丁やわら半紙を含め、そんな世界観を女の子と一緒に体験していくのが楽しい。
そしてまた日常と非日常の境目を無邪気に、シニカルに触れ合っていく女の子のユーモラスさがいいんだよね。

6位
B00C2IC4YIライオンの首 呪みちる作品集 1996-2012
呪みちる
株式会社トラッシュアップ 2013-04-10

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去年あたりからちょこちょこホラー漫画読むようになっていて、今年一番嬉しかったのが呪みちるの(狭い界隈かもしれないけども)ブレイク。
何といっても今までプレミアがついていて中々手に入れるのが難しかったもんね。
ライオンの首は呪みちるの短編集で、ちょっと高めなお値段と見合った以上にたくさんの呪みちる作品が味わえる。
まず呪みちるの絵は精緻で、何より女の子が可愛い。
都市伝説を題材としたような短編が多く、わりと硬いホラーを描く人ではあるんだけど、呪みちる漫画の面白さはその中にぶっ飛んだアイデアがあることなんだよね。
だから背筋がゾッとするような怖さと相反するようなわくわくもあるわけで、他にはないホラー漫画の読み心地。
特に風間丈シリーズなんて本当にとんでもなくていいよねぇ。
ご好意で口裂け女あらわる!も読むことが出来ましたが、こちらも素晴らしかった。
ちなみにこの後復刊も続くようなのでめちゃくちゃ楽しみに待ってます。

5位
4063878783三文未来の家庭訪問 (アフタヌーンKC)
庄司 創
講談社 2013-03-22

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庄司創のSF中編3編を収めた作品集。
どれもこれも本当に珠玉って言葉が似合う面白さ。
宇宙人が創りあげた地獄。
男だけれど、子どもを産むことができる身体を持つリタ。
甲殻類同士の哲学議論と神の探求。
どれもこれも凄いアイデアだよなあ。
そんな練り上げられたSF的世界観の上で描かれるのは人間の心情の機微や新たな角度で人間を見る視点なんだよね。
だからこそアイデアに興奮して読み進めて、最後にはぐっと心を掴まれる。
SF好きには間違いないと思うので、ぜひぜひ。

4位
4063871835にこたま(5) <完> (モーニングKC)
渡辺 ペコ
講談社 2013-04-23

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とにかく最終巻が素晴らしかった。
この漫画で描かれるものは辛いくらいシビアで、でもそれは渡辺ペコが物語ることに対してすごく真摯ってことで…。
恋愛や結婚にもはやロマンは感じられないけれど、あっちゃんはそれを虚無的には捉えていない。
あっちゃんが下した決断、もう一歩先の現実との向き合い方は私が考えたことのない真面目さで、でもそれはとても前向きなことだよね。
現実を一歩一歩幸せになるために探っていくあっちゃんとこーへーの姿は今まで漫画を読んできた中で、一番身に迫ってくるものだった。

3位
4088708857ラタキアの魔女 笠辺哲短編集 (笠辺哲短編集) (ジャンプコミックス)
笠辺 哲
集英社 2013-11-01

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笠辺哲の待望の新作!
本当に堪能しました。
誰しも自分がこれだけ面白いと思うのに何で日の目を中々浴びないの…って漫画家がいると思うのだけれど、私にとって笠辺哲はそんな漫画家の一人。
だってこんなに純粋に"面白い"物語描ける人いないもの。
笠辺哲の漫画には感情移入なんてほとんどないし、とにかく視点が他の漫画より2歩も3歩も引いてる。
だから人が死んでも、普通だったら不穏当な描写があっても、全然気にならない。
全力で物語の面白みを味わえる感じがするんだよね。
キレキレなお話に、愉快なキャラクターに、毒と奇想とユーモアが入り混じる。
どれも素晴らしいですが、「トラベルライター」「ごうつくばりの街とコンニャク岩」は最高です。
短編好きには一読をおすすめ。

2位
放浪息子 15 (BEAM COMIX)青い花(8)(完) (Fx COMICS)

「放浪息子」「青い花」の完結を記念して。
どちらも大好きな漫画なので終わってしまったのは本当に寂しかった。
放浪息子の最終巻は敷居の住人では描けなかった、大人への一歩を見せてくれた。
それは二鳥くんと高槻さんがどこに向かうかという決断を読めたということで…。
二鳥くんの自らの将来との向き合い方、そして高槻さんの引け目や二鳥くんとの対話が鮮烈すぎるほどに描かれた最終巻はまるで少しだけ昔の志村先生に戻ったようでもあって、たまらなかった。
青い花はちょっともう言葉がなかったなあ。
いやもうこの話運びは…最初から最後までひたすらどきどきさせて頂きました。
志村先生の新作が待ちきれないです。

1位
406387236X僕は問題ありません (モーニングKC)
宮崎 夏次系
講談社 2013-08-23

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最高!問題なんてあるわけないよ。
モノクロな人生にふっと指す一瞬のカラー。
それを宮崎夏次系は全力で描き出す。
暴力的に、音量マックスで、お前の人生にはこんな瞬間があるんだぜ!と全力で叫ぶ。
それに心が打たれないわけないよなあ。
前作よりキャラクターの心情は地続きに伝わってくるんだよね。
意味がわからなくても泣かされた前作よりも、よりリアルに彼らの叫びと歓喜と、救済が感じられる。
こんな漫画に出会いたくて漫画読んでると思うし、だからこそ今年この漫画を読めたのは最高に嬉しかった。

今年も面白い漫画をたくさん読めた一年でした。
というか今年は本当に10選ぶのがさらに難しかったなあ。
続行中のシリーズでも特に大奥の歴史の操り方なんてたまらなかった。
ヴォイニッチ・ホテル、ハクメイとミコチ、椿荘101号室、さよならタマちゃん、地上の記憶、四谷区花園町、ベアゲルター…本当に悩ましかったです。

本当は海外コミックの方も一緒にやろうと思ったのですが、予想外に時間かかったのと年末の忙しさで間に合いませんでした。
新年一発目でやります。
今年は後半から更新が途絶えちゃった年になりましたが、来年も前半は中々難しいかもしれません。
でも短めのレビューでも定期的に更新していくつもりです。

では、皆様よいお年をお過ごし下さい!
来年もたくさんの面白い漫画に出会えることを楽しみにしています!
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