雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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ハチャメチャスプラッター『美女アマンダ』

面白そうなホラー漫画を探して。

4821188392美女アマンダ (ぶんか社コミックス)
三家本 礼
ぶんか社 2009-07-17

by G-Tools
★★★


 
 うぐいす祥子がめっぽう面白かったので最近のホラー漫画が気になって読んでみたのが三家本礼。一昔前と違って最近は怪奇系の漫画家はあんまり元気がない気がする。「死人の声をきくがよい」の2巻もまだ決まってないようだし寂しいことだなあと思いつつ。

 最初に読んでみたのが血まみれスケバンチェーンソー の1巻と2巻。正直この時点であんまりこの作家さんとは合わないかなあと感じてはいたのだけれども、短編集ということでこの美女アマンダも読んでみた。そしてその感覚は美女アマンダを読んでみても変わらなくて…。

 三家本礼の漫画を形容するのによくB級という言葉は使われると思う。ハチャメチャな内容と笑ってしまうほどの過剰なヴァイオレンス。美女アマンダの方では短編ということもあってか、ストーリー自体はかなりくだらない(悪口じゃないよ)オカルトチックな内容ながらも綺麗にまとまっていた話が多かった。
 ただそんな三家本礼の漫画にあんまり乗り切れないのは、そのB級具合やヴァイオレンスがどこか不真面目というか真摯じゃないなあと感じてしまう部分があって…。徹頭徹尾パロディとしてB級漫画を描いてる感じ。そこに愛を感じないわけではないんだけど、何なんだろうこのもにょもにょする気持ちは。

 例えば、三家本礼のクレイジーな女性の表情は恐らく三部あたりのジョジョが影響を与えたんだろう。確かにネタにされちゃうぐらいインパクトがあって面白いんだけど、そこだけ切り取られちゃうと個人的にはちょっと気になっちゃう。
 そんな風に、三家本礼の漫画にはB級作品の笑えるというかインパクトのある要素を切り貼りして作ってるような印象を受けてしまうことがしばしばあって。くだらないB級作品は大好きなんだけど、そこは真面目にボンクラやってて欲しいんだよなあ、というのが正直な気持ち。真剣に馬鹿馬鹿しいことをやるから楽しいんだよな。

 ただ短編集のラストを飾る「給食の飯田さん」が超絶に面白い怪作だったので実はこれだけでもう満足。小学校の可愛い子どもたちに美味しい給食を食べさせたいのに、給食費を払わないモンスターペアレンツに悩む給食の飯田さん。その行き着く所は“モンスターは人間に狩られるからモンスターなのよ”と実にイカした(かつイカれた)傑作です。これだけ全力で社会に喧嘩売ってるのに、全力でシカトされてるあたりがまた素敵なのですよ。

 ということで、ホラー漫画を探す旅はまだまだ続きそう。今の所「りんたとさじ」が気になってます。古い所だと古賀新一は好みに合いそうな感じ。また日野日出志の傑作集なんてどこか出してくれないかなあ。青心社の「蔵六の奇病」は持ってるんだけど、絶対他にも面白い短編あるだろうしねえ。うーむ。
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