雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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Gotham Central : 「Jokers and Madmen」「On the Freak Beat」

2巻は傑作なんだけどなあ。

Gotham Central Book 2: Jokers and MadmenGotham Central Book 3: On the Freak Beat
★★★★


 
 とりあえず個々のアークの感想をざーっと。明日にでも最終巻の感想と併せてシリーズ全体について書き並べてみるつもり。

 「Jokers and Madmen」は前巻の「In the Line of Duty」に負けず劣らずめちゃくちゃ面白い話ぞろい。

 まず冒頭のDaydreams and believersが良いよね。これはゴッサム市警に務める臨時職員のステイシーの視点から語られるゴッサム市警を描く読み切り。公式にバットマンの存在を認めていないため、臨時職員の彼女だけがバットシグナルを点けることが許されている。そんなちょっと他とは違う所にいるステイシーが見る刑事たちのちょっと可笑しな毎日のやり取り、馬鹿らしい会話、隠れた恋愛、Mr.フリーズの裁判、ちょっとした犯罪。他で描かれる陰鬱で悲惨な物語とは違った刑事たちの日常、そして倒錯したステイシーのバットマンへの恋心が微笑ましい。
 Soft Targetsではジョーカーによってゴッサム市警が襲われる。ジョーカーの企みを打ち砕くサスペンスとしても非常に面白い。でもこれはただのサスペンス以上に、バットマンとヴィランたちの間に割って入ろうとした人間がどうなるかを鮮烈に描いた物語なんだよね。英雄になろうとした普通の人間の、刑事の末路は一つしかないのだ。どこまでも救われないなあ。「私たちはバットマンが街を救うのを待っている間に警官を死なせ続けてきた。そんなのは正しいことじゃない」「…でもこれがゴッサムなんです」
 Life is Full of Disappointmentsは3組の刑事を1話ずつ描くシリーズ。昇進を期待しながらも叶えられなかったり、息子との関係に悩みがあったり、パートナーにも明かせないハントレスとの秘密のつながりがあったり、刑事たちにも色んな悩みがあるわけで…。ゴッサムの刑事たちのより人間的な魅力が知れるのが楽しい。
 Unresolvedはある立てこもり事件が過去の未解決事件につながっているようで…という物語。不祥事を起こして警察を辞めていたハービー・ブロックであったが、その事件に未練の残っていた彼はペンギンが怪しいと見て動き出す。酒に溺れるブロックに残っているのは、過去の栄光と刑事としての能力への誇りしかなかった。でもそんな残されたものさえも打ち砕くラストとブロックの叫びはあまりに切ない。

 「On the Freak Beat」は正直これまでと比べるとイマイチな感じ。というわけでさくっと。

 今シリーズの結末にもつながるCorriganは面白い。ゴッサム市警ににおいて最大の敵はヴィランでも犯罪者でもないんだよね。それは腐敗した警官であるというのが痛いほど分かる。少し不思議な勘が働く刑事の葛藤を描くOn The Freak Beatもキャットウーマンの苦さを感じさせるおせっかい、そして刑事同士の絆が実に良い。
 でも『War Games』のタイインであるLights Outはともかくとして、この巻の半分近くを占めるKeystone Kopsがまあつまらない。一介の、でも善良な警官が化け物になってしまう展開は切ないけども、こんなの4話も使ってやる話じゃないよねぇ。あとHalf a Lifeを台無しにしちゃうようなおざなりな結末も残念だった。

 4巻とシリーズ全体のレビューは別エントリーで
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