雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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The Books of Magic

ニール・ゲイマン案内のDCコミック魔術巡り。

1563890828The Books of Magic
Neil Gaiman Roger Zelazny John Bolton Scott Hampton Charles Vess
Vertigo 1993-04-14

by G-Tools
★★★★


 
 ゲイマンの小説はスターダストを始め、二冊ほど読もうとしては途中で投げ出した経験があって…。あんまり普段そういうことはないので、個人的には小説家としてのゲイマンとは今ひとつ感覚が合わないのかもしれない。ゲイマン×マッキーンの絵本は大好きなんだけどねぇ。ただ欧米での絶大な人気と比べると、日本ではそこまでではない気もするのでそもそも日本人向けではないのだろうか。

 この『The Books of Magic』はニール・ゲイマンによるDCコミック魔術巡り。世界最高の魔術師になる可能性を見出された少年、ティモシー・ハンターは魔法の道かそれとも普通の人生を選ぶかどうかの選択を迫られる。

BOM1.png

 案内人は当代屈指の四人の魔術師たち。ファントム・ストレンジャー、Dr.オカルト、ミスター・E、ジョン・コンスタンティン。コンスタさん曰くトレンチコート軍団。

BOM2.png

 彼らと一人一人と順番に、ティモシーは四つの世界を巡る。

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 古代、現代、空想、未来の四章からなる構成。章ごとにアーティストが交代する仕組みになっていて、また四者四様の個性的なアートワークは本当に異なる世界を体験している気分。

 幻想的かつ多角的な魔術へのアプローチが面白い。絵本を読んでいても思うのだけれど、ゲイマンの物語はアートワークと上手く絡み合った時にこそセンス・オブ・ワンダーをびしばし刺激してくれる。私たちの世界の住む世界と根本的に異なる世界が存在するという感覚。そしてその魅力的な世界を体験していく興奮。ファンタジーを読むのはこれだから楽しい。

 そう、要はこれはティモシーと共に私たちも体験するDCユニバース魔術巡りなのだ。マーリン、ザターナ、スペクター、マダム・ザナドゥ、デッドマン、そしてデスとディスティニー…。彼らは時にティモシーを手助けし、時に啓示を与える。華々しいヒーローたちの裏で、こんなにも怪しげで混沌とした魅力的なVertigoの世界が眠っているのだ。

 案内が終わった時に、私たちもティモシーと共に選択しなければいけない。このオカルティックなDCユニバースに足を踏み入れるのかどうか。ゲイマンつながりでサンドマンを読むのか、いやいや憎めないキャラクターが気になってしまうコンスタさん大活躍のヘルブレイザーを読むのか、それともティモシーやコンスタさんが参加しているNEW52の『Justice League Dark』を読むのか、それとも…。
 いや、私はこの『The Books of Magic』読み始めた時に既に選んでいたのだ。ということで、いつの間にかヘルブレイザーの1巻がアマゾンから配送されていたのだった。というか今名前挙げたのは多分どれもいつか読むと思う。実際単体の作品としてはもちろん、DCの魔術世界入門編としてはこれ以上ないくらい面白いコミック。ファンタジー好きはぜひぜひ。
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