雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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唖然と出来る喜び『ウォーキング・デッド 3巻』

久々に漫画読んでて唖然とした。

486410199Xウォーキング・デッド3
ロバート・カークマン 風間賢二
飛鳥新社 2012-10-24

by G-Tools
★★★★★


 
 ようやく出ましたウォーキング・デッド3巻。何気に非ヒーローものの長編でここまで続編が出続けているアメコミのシリーズって相当貴重だと思うので、ぜひドラマ共々頑張って欲しいところ。ドラマが好調みたいなので恐らく4巻も出るでしょ。とはいえ心配なのでぜひ皆さん買いましょう!

 ということで、この3巻なのだけれども…。コミックを読んでいて久々に唖然としてしまった。こんな体験中々出来ない。

 今巻の刑務所編において「選択」というのは一つのキーワードだったと思う。私が考える娯楽的な物語の構造は、分岐する複数の道が選択されていって目的地に到達するというイメージなのだけれども。要は目的地にたどり着いた時の満足感を味わいたいがために私は物語を読んでいるし、そのためにはその過程に納得がいかないといけない。
 しかしウォーキング・デッドの世界は、そんな読者のために親切にあつらえた世界ではないってことで…。もはや道なんてものはないし、彼らも言うように道があったとしても全ての道が地獄につながっているかもしれない。そして安全だと思っていても、一歩先には目には見えない落とし穴が隠れているかもしれない。目的地なんてものは蜃気楼すらも見えない。

 非・劇的に人は死ぬ。神の御業にしろ悪魔の所業にしろ、死は善人にも悪人(そんな境目すらもはや曖昧なのだけれども)にも平等にふりかかる。驚くほどあっさりと。何の兆しもなく、明日には隣に寝ていた人が首を釣っているかもしれない。発狂するかもしれない。車の下に横たわっていたゾンビに足を噛まれるかもしれない。
 そんな心底先が読めない物語を読めるという喜び。未知なる世界と人間を見れるという驚き。これだけたくさんの物語を読んできて、未だに唖然と出来るというこんな読書体験は何ものにも代えがたいよなあ。

 確かにグロいけれど、悪趣味なんだけど、こんなコミックを読めるのはたまらないよ。だって本当に先が読めないんだぜ? 終着点が見えないんだぜ? そんなアンチドラマ・アンチエンタメなのに最高に面白い人間ドラマ。ぜひこれからもこのカークマンの終末の叙事詩が日本語で読めることを楽しみにしています。
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