雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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ジョーカー好きは必購入『ジョーカー』

ジョーカー好きのジョーカー好きによるジョーカー好きのための…とにかくジョーカー尽くし!

ジョーカー(ブライアン・アザレロ原作、リー・ベルメホ作画)

★★★



ブライアン・アザレロによって一冊丸々使ってジョーカーが描かれるというファンにはこれ以上ない作品。逆に言うと何でこいつこんなにジョーカー連呼してんだなんて思った人には用はない作品でもある。
今までのバットマンコミックだったり映画「バットマン」、「ダークナイト」でジャック・ニコルソンや故ヒース・レジャーのジョーカーに魅せられた人はこのジョーカーに触れる価値が確実にある。そしてそんな人はけっこう多いはずだ。アメコミの数多いヴィラン(悪役)の中でも彼は間違いなく1番だから。

アーカム・アサイラムからジョーカーが出所する所から物語は始まる。ジョーカーがいない間に彼の縄張りはマフィア達によって山分けされていた。出所するや否やジョーカーはマフィアを次々に殺して縄張りを取り戻していく。
ビッグな大物に憧れジョーカーに付き従うチンピラ、ジョニー・フロストの視点で話は進む。ジョニーは、私達はジョーカーの何を見て何を思うのか。

ジョーカーを主題とした作品で避けては通れないのがアラン・ムーアのキリングジョークだろう。キリングジョークはムーアがジョーカーを徹底的に分解することで狂気の裏側、理屈に裏づけされた読者にも理解しうる狂気というものを見せてくれた。矛盾する言い回しのようだが、それをやってのけたのがムーアの離れ業というもの。

ではこのJOKERはどのようなジョーカーを見せてくれるのか。それは全くもって理解できないジョーカーだ。ある意味キリングジョークの真逆とも言えるジョーカー。
上で述べたようにJOKERは一介のチンピラ、ジョニーの視点で話は進む。ジョーカーはマフィアを殺す。金のためか?そうではない。権力のためか?そうでもない。ただ酒を得るために店の店員を殺したりもする。ジョニーと共に私も叫ぶ。「何で?何でよ?」

このブライアン・アザレロ版ジョーカー、引き裂けた口などビジュアル面でダークナイトとの類似点を指摘されているが全くの偶然ということ(アメコミくえすとさんのこの記事により詳しい)。しかし驚くほどに似ている。
でも似ているのは外見だけではなくて、その描かれ方も同様なのだ。ダークナイトにおいてバットマンへの執着を除いては彼の行動原理は語られないし、ジョーカーが語る彼の過去はその時々で全く異なる。何もかも理解できないジョーカー、そういう意味でも実に似ている。
だからJOKERはダークナイトからジョーカーだけを抽出してそのキャラクター性を楽しめるようにした作品とも言えるかもしれない。

リー・ベルメホのアートワークも見所の一つであり、またトゥーフェイスを始めとする他のヴィランの連中も独自のアレンジがなされているものが多くておもしろい。
個人的に気になったのはやっぱりハーレイ。だってハーレイ&アイビーで馬鹿かわいい感じだった彼女がこんな寡黙な美女になっちゃってんだもん笑。てかハーレイはアニメイテッドのオリジナルかと思いきや原作にも逆輸入されてたのね。今後も見れたらいいな。

ジョーカー好きには必須のバイブル。特にダークナイトが好きな人にはおすすめです。
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