雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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狂気の目覚め『ウォーキング・デッド ガバナーの誕生』

うーむ、スピンオフとしては悪くはないんだけれども…。

404100134Xウォーキング・デッド ガバナーの誕生 (角川文庫)
ロバート・カークマン ジェイ・ボナンジンガ 尾之上 浩司
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-02-25

by G-Tools
★★★


 
 ロバート・カークマンが手がけるゾンビコミックのスピンオフということで。こういうのが出るようになったってことは、日本でも(主にドラマの方だけど)ウォーキング・デッドが大分盛り上がってきたんでしょう。コミックの3巻をぜひ読みたい私としては、なかなか喜ばしいことだなと思いつつ。

 本書はコミックの2巻に登場する、最凶の悪党であるガバナーの誕生までを描くスピンオフ。彼はどのようにして狂気に堕ちたのか? それともかつての世界でも変わらず怪物だったのか? コミックの2巻を読んだ人なら誰もが考えた疑問の答えがここにある。
 基本的にはコミックのスピンオフと考えたほうが良いかもしれない。ドラマではまだガバナーは登場していないし(先で登場するということ)、この作品ではガバナーという名前自体は出てこない。もちろんリック達とは別のグループの文明崩壊後の物語、として楽しむことは十分可能なのだけれども。ドラマしか見ていないと、「ガバナー」については現状では消化不良になってしまうということは注意。

 とりあえず、悪くないスピンオフではあると思う。全体的に力は入っていることは伝わってくる。私としても楽しんで読みはしたのだけれども。
 ただおもしろかった!とあまり言い切れないのは、これ絶対ドラマやコミックで見た方が楽しめるんだろうな、というもやもやしてる部分があるからってことで。

 これはもはや表現媒体の向き不向きの話なのだけれど、例えばアクションというジャンルだと小説は映画にほぼ叶わない。叶わないのにこのスピンオフの特に中盤までは、カーアクションなどの映像的なスピード感で勝負しちゃってる違和感があって。ドラマでこういうのを楽しめるのは、こちらが情報を処理する時間ないからこそで、小説だと自由に考える時間があるわけだ。なので少々退屈な部分がないでもない。
 要はもっと小説ならではの、スリラーのハラハラ感や人間ドラマを味わいたかったんだよなぁ。これ絶対映像化した方がおもしろいもん。

 ただし、終盤の展開には満足した。これを待ってたんだよ…。やっぱりこういう人間関係の軋轢や変化を中心に描いてくれた方が、小説では楽しめる。そしてラストのどんでん返し。これは覚悟しててもやられるなぁ。
 コミックのファンであれば、読んで損はないと思う。何だかんだ言って、多少退屈に感じた部分はあっても刺激的なスピンオフではあった。ドラマしか見てない方は先にコミックから見るのをおすすめ。
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