雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

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史上最低最高の映画監督『エド・ウッド』

ティム・バートンのエド・ウッド愛。

B0009Y298Iエド・ウッド [DVD]
ティム・バートン
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25

by G-Tools
★★★


 
 エド・ウッドといえば史上最低の映画監督として有名な御方。私もちらっと見たことあるのだけれど、まあ正直に言って全くおもしろくなかった。これはエド・ウッドの熱烈なファンであるティム・バートンによる愛に溢れた伝記映画。

 エド・ウッドは売れない映画監督。彼は全く映画の才能はないながら、その愛すべき性格と口八丁でどうにかこうにか映画を作っていく。彼に着いていくのは往年の名俳優で、今は落ちぶれた爺さんであるベラ・ルコシを始めとした奇人変人ばかり。しかし何故現代に至るまで、エド・ウッドが何故こんなに愛されているのか。その答えがここにある…気がする。

 ウッドを演じるジョニー・デップを始め、俳優陣の胡散臭さが素晴らしい。映画の中で撮る映画で、あえて下手に演じるってのはなかなか難しいのではなかろうか。皆さん見事な奇人変人っぷりと負け犬っぷりでした。
 またあえて白黒やカメラワーク等の演出自体も一昔前の古さや絶妙なセンスのなさを感じさせて、バートンはやっぱり映画オタクなんだなぁと感じ入りつつも楽しんだ。

 この映画に出てくる人物の殆どはスターには程遠い。というかウッドを始めとして、何も残せていない、一般的には負け犬と言われる人たち。でもバートンはそんな彼らの人生を全力で肯定する。社会的に全く評価されずとも変人と馬鹿にされようとも、彼らは確かに全力で生きていた。そして最終的に彼らの人生を肯定し、祝福するのは観ている私たちなのだ。
 
 自分と全くつながりはないように思えるエド・ウッド。ただ人間のほとんどはウッドのように苦しい生活を送るのではないにしろ、何かを為すことなく死んでいってしまうわけで。でもバートンはこの映画を通じてどんな人の人生にも意味があるのだよ、と優しく語りかける。
 島田虎之介の「ダニーボーイ」がそうであったように、何でもない人生を心から肯定させてくれる作品は素晴らしい。だって何だか元気がでるじゃない。どれだけ才能がなくとも信じるものに生きたその姿勢が、今もなおウッドが愛される理由であり、その人生は私達に勇気を与えてくれる。
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