雨の中の涙のように・・・

雨の中の涙のように、私の記憶もみな時と共に消えてしまうのか? そうなる前に日本内外問わず私の愛する漫画や映画、小説について書き残しておくブログ。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

2011漫画ベスト

遅くなりました。
漫画と海外マンガに分けてのランキングです。
まあそんなに厳密に考えたわけではないので、力を抜いて見て下さいな。



10位

花に染む 3 (クイーンズコミックス)
花に染む 3 (クイーンズコミックス)くらもち ふさこ

集英社 2011-12-19
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

くらもち先生はもう本当にどこまで進化できるのかな?って思う。
駅から5分のスピンオフ、花に染むは駅から5分ほど分かりやすいすごさではないけれど、そのおもしろさは本編と遜色ないです。
ずっと見えなかった陽大の素顔が少しだけ露になって、花乃は自分の本心に気付くこの3巻、いやいやドキドキですよ。
ココハナの創刊で全くの新連載を始めることになってしまったのは、駅5ファンとしてはかなり残念ですが、くらもち先生なら近いうちに完結させてくれるでしょう。
楽しみに待っています。

9位

4253210872バチバチ 12 (少年チャンピオン・コミックス)
佐藤 タカヒロ
秋田書店 2011-09-08

by G-Tools

何といっても白水が熱かった。
兄弟子、しょぼい自分、押し相撲…安易な覚醒なんてものではなくて、丁寧に丁寧に描かれた白水の目覚めはもう最高。
来年からは阿吽の取り組みがあって恐ろしくもありますが、地味な所は地味でもいいので、これからも質を大事に熱い相撲を見せてくれることを期待してます。

8位

4047277258星屑ニーナ 2巻 (ビームコミックス)
福島 聡
エンターブレイン 2011-12-15

by G-Tools

1巻時点ではまだ未知数感もあったものの、2巻、これがめっちゃ良かった。
相変らずどんどん時は飛んでいって、切なくて、キュートで、本当の愛を感じて、素敵過ぎて困る。
2巻のラストで星屑あんなことになっちゃってますが、次はどうなっていくのか。

7位

4396765312うどんの女 (Feelコミックス)
えすとえむ
祥伝社 2011-09-08

by G-Tools

今年一番勢いがあったのはえすとえむじゃなかったかなと思ったり。
自分も含む、多くの人がえすとえむのおもしろさに気付いた年だったと思います。
明らかにイロモノな設定なのに、いつの間にか良い純愛話にもなったりして、えすとえむはシリアスとコメディの境目を自在に泳ぎまわる。
もう私のお気に入りの作家さんです。

6位

4091885578Sunny 第1集 (IKKI COMIX)
松本 大洋
小学館 2011-08-30

by G-Tools

松本大洋の新作。
自身の少年時代の落とし前というだけあって、思い入れというか情念を感じる切ない物語となっています。
これまでの作品と比べたら全然派手じゃないんですよね。
ピンポンや竹光侍の方がはるかにおもしろい。
でも心に染み入るという点でSunnyは松本大洋作品で一番です。

5位

4047274720イムリ 10 (ビームコミックス)
三宅 乱丈
エンターブレイン 2011-08-25

by G-Tools

ここ数年ずっとお気に入りの三宅乱丈が描く壮大なるSFファンタジー。
細部までに隙なく構築された世界観、泥臭いイムリの詩が聞こえてくるようです。
今は溜めている時期というか、正直地味な展開が続いてちょっと前の盛り上がりはないのだけど、これから先はもう来るでしょう。
とうとう本格的に対戦が始まりそうな予感を漂わせてドキドキです。
三宅先生初の二桁巻数に到達し、どうこの重厚に広がる物語をまとめていくのか。
やっぱり三宅乱丈のSFはおもしろい!

4位

4088703391血界戦線 4 ―拳客のエデン― (ジャンプコミックス)
内藤 泰弘
集英社 2011-12-02

by G-Tools

相も変わらず超ハチャメチャな内藤泰弘のSFアクション。
大好きなんだよなぁ、この雰囲気。
とにかくアクションに見惚れて、B級感満載の掛け合いやストーリーを楽しんで、時にはぐっと来たりもする。
最新刊ではバットマンか?と思わせるようなとんでもカー、まだ収録されてない最新の話ではゴッサムの名前やロミータJrの名前も出てきたりと、内藤泰弘のアメコミ愛にあふれた作品にもなっております。

3位

406380514X昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)
雲田 はるこ
講談社 2011-07-07

by G-Tools

えすとえむと並んで、BL界隈の勢いを感じさせた雲田はるこの新作。
とにかく落語の師匠がセクシーで、美人なのが素晴らしい。
こんな師匠があの人(しと)とか言ったらドキってくるよねぇ。
落語も、実際の人間関係も様々な感情と思惑が絡み合って一つの物語がつむぎだされる。
絵師としても話の作り手としても非凡な方だなと思います。
近日発売の第二巻は速攻買いに走りますわ。

2位

406310780925時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)
市川 春子
講談社 2011-09-23

by G-Tools

去年衝撃を与えた市川春子の第二作。
このとんでもない才能が本物だったことを実証してくれました。
彼女の作品は物語を主体的に読み込もうとする人にとっては他にない漫画体験をさせてくれます。
逆に言うと受動的に、楽に漫画は読むものだというスタンスの人にとってはなかなか難しい(それが悪いわけではないのだけど)。
才気奔りすぎていた感もあるデビュー作と違って、コミカルな要素も混じりつつ、より前向きな物語となっているので、比較的読みやすくなっているとは思います。
今後も1年に1度、作品集を発表してもらえれば嬉しいな。

1位

4781606733預言者ピッピ(2)
地下沢 中也
イースト・プレス 2011-10-20

by G-Tools

今年一番発売が決まって驚いたのは預言者ピッピ。
一番震えたSFも預言者ピッピ。
いや1巻の時点でおもしろいのは分かっていたのだけれど、ああこういう方向ね、と自分で決め付けちゃってた部分もあったわけで。
でもそんなのを軽く凌駕する展開に恐怖し、震えました。
もう本とか漫画とかじゃなくて、名作SFの仲間入りですよ。
そのくらいこの人の作品は新しい。
本当に素晴らしい作品はいくらでも待てるものです。
出来るだけ早めに3巻を読みたいところではありますが、気長に待ちたいと思います。



ここからは海外マンガ編のランキング。
やはり読んだ数は漫画に比べると少なめなのでベスト5までです。
でも大体邦訳されるものって相当に質の高いものが選ばれるので別に10くらい軽く選べるんですが、そこはベストオブベストということで。

5位

4864101140ウォーキング・デッド
ロバート・カークマン 風間賢二
飛鳥新社 2011-10-13

by G-Tools

ある日目覚めたら世界はゾンビのものになっていた…というロバート・カークマンの終末の叙事詩。
この人は今度ヴィレッジから出るマーベル・ゾンビーズのライターでもありますし、ゾンビものには定評のある方です。
例え世界が変わってしまったとしても、そこに生きるのは人間である以上、生まれるのは人間同士のドラマなわけで。
カークマンは限界に生きる人々を巧みに描く。
見るのがつらいシーンも少なくないのですが、それはやはり人間の素顔を捉えているから。
彼らの旅は何処へ行き着くのか、必見の第二巻の発売は2月に迫っています。
いやもうめちゃくちゃ楽しみですわ。
本当におもしろいので、皆さん買って、ぜひ今後も続刊を祈願しましょう!

4位

4796870911皺 (ShoPro Books)
パコ・ロカ 小野耕世
小学館集英社プロダクション 2011-07-29

by G-Tools

スペインの作家、パコ・ロカの“老い”をテーマとした作品。
アルツハイマーを主軸に私達が否応なく向き合って行かなければならない自分の、そして他人の老いをパコ・ロカは描き出していきます。
物語性、絵の凄さで海外マンガに驚嘆させられることは珍しくないですが、この皺ではパコ・ロカの漫画的な技量にため息をつきました。
本当に良い作家さんです、えすとえむ先生が言うように「最後の2ページ」に全てが詰まっています。
こういうアメリカやベデ以外でも優れたコミックがあればどんどん小プロには邦訳をお願いしたいですね。

3位

4336052948アランの戦争――アラン・イングラム・コープの回想録 (BDコレクション)
エマニュエル ギベール 野田謙介
国書刊行会 2011-01-12

by G-Tools

傑作揃いの国書刊行会BDコレクションでも個人的な一推しはこれ。
BDコレは現在のBDの新しい風潮を、その中の優れた白黒の作品で紹介しようという企画なのですが、このアランの戦争はBD入門にもかなり良いと思います。
実際私をBDに引きずり込んだのもこの作品です。
ギベールの水彩画の技法などが使われた美しい絵も話題になりましたね。

「存在を証明する絵画を描くためには人生のどんな瞬間も思い出される価値があると思わないかい?」

誰かの人生は他人のためのものではないけれど、私にとって彼の人生を少しでも体験できたのはすごく価値のあることでした。
意味のないことも意味のあることもそれは他人が判断することで、自分にとってが等しく意味があるのです。
ギベールの丁寧な、本当に丁寧な仕事はアランという一人の人生を浮かび上がらせました。
アランにとっての戦争、そして魅力的なアランという人間…私の大好きなバンドデシネの傑作です。

2位

4863323107デアデビル:ボーン・アゲイン
フランク・ミラー デビッド・マツケリー
ヴィレッジブックス 2011-02-28

by G-Tools

ムーアと並ぶアメコミ界の大御所、フランク・ミラーの代表作の一つ。
マーベルのヒーローの一人、デアデビルの転落と再生が描かれます。
ミラーお得意のハードボイルドの魅力が最大限に活かされた作品がこれです。
めちゃくちゃ格好良くて切ない男の物語。
まさに男泣き必須ですよ、最高です。
ハードボイルドは中身がない文学と時に言われたりするけど、格好良く思えればそんなものはどうでも良いんです。
ボーン・アゲインは私の中で、レイチャンなんかのそうそうたるハードボイルド作品と比べても燦然と輝いています。
他のミラーが手がけたデアデビル作品やエレクトラもぜひ邦訳を期待したいところ。

1位
4796870857ファン・ホーム ~ある家族の悲喜劇~
アリソン・ベクダル 椎名ゆかり
小学館集英社プロダクション 2011-03-16

by G-Tools

アリソン・ベグダルの描く父親と自分の物語。
実はゲイだった父親と実はレズビアンだった自分。
あらゆる面で正反対、すれ違いつづけた父親と娘は文学というか細い絆を通してつながっていた。
父親、そしてベグダル自身の姿が幾多の文学を中心とした作品を使って映し出されていく。

すごい衝撃でした。
今年一番震えて、泣いた作品は間違いなくこれです。
漫画における言葉の可能性をこんなに感じた作品はありません。
最後の1ページには確かに“何か”があって、それはでも言葉に出来ないものでした。
父親に対する憎悪、後悔、そして愛…全てが詰まった傑作です。


今年もたくさんのおもしろい漫画に出会えました。
やはり印象に残ったのはえすとえむ等のBL勢の躍進と、海外邦訳コミックがより盛んになったこと。
ベデや原書を買いだしたせいでさらに費やすお金が増えましたが、世界が広がったという意味では良い一年でした。

来年もたくさんのおもしろい漫画との出会いが待っていることと思います。
始まったばかりの当ブログですが、来年も細々とやっていくつもりなのでぜひよろしくお願いします。
では皆さん、よい年末年始をお過ごしください。

よいお年を!
スポンサーサイト

| 漫画 | 22:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://honetsukitaro.blog.fc2.com/tb.php/126-42dec7cf

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。